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競馬ブログ「なか☆にっき」

競馬について考えたことやレースの感想などを書いています

オルフェーヴル

いまでこそステイゴールド×メジロマックイーンは黄金配合として知られていますが、オルフェーヴルの全兄ドリームジャーニーが朝日杯FSを勝ったときは、よくこんな血統の馬がGⅠを勝てたなぁと思ったものです。

ステイゴールドもメジロマックイーンも奥手の血統なので2歳のGⅠというのも驚きでしたが、何より血統表から地味な印象を受けます。

オグリキャップやウオッカのように地味目な血統からも強い馬が生まれますが、ドリームジャーニーもそういうタイプなのかと当時は思いました。

地味な血統から強い馬が生まれるのは たまたま だと自分は思っています。

人間に例えるならブサイクな一家から生まれる美女のようなものではないでしょうか。美男美女の一族から美形が生まれるのは家系ですが、そうでない一族から美形が生まれたら、それはたまたま両親の顔のパーツが奇跡のバランスで配置された偶然にすぎません。

なので良血とは言い難い血統から名馬が生まれるのは、突然変異というほど大げさなものではなく、確率の低い偶然の産物なのだと考えています。

ドリームジャーニーもそういう偶然で生まれた名馬と、当時は思っていました。

しかし全弟のオルフェーヴルや兄弟の勝ち上がり率を見ると一概にそうとも言えず、母オリエンタルアートの繁殖牝馬としての優秀さ、配合の妙、そして当時は評価が定まっていなかっただけで、現在は一流種牡馬と評価されている父、と走る条件はそろっています。人間側が気づいていなかっただけで、優秀な血統だったんですね。

全兄の活躍を受けオルフェーヴルは良血という評価のもとデビューします。


生まれたのが遅く、晩成血統のオルフェーヴルですが、生涯のGⅠ勝利数6つのうち4つを3歳時に勝っています。これにはめぐり合わせの皮肉を感じます。

4歳春は迷走し、5歳時の春は4歳の経験から春天を回避。豪華メンバーが揃った宝塚記念は体調不良で回避します。馬は生き物であることを再認識させられますね。

秋は凱旋門賞を中心にスケジュールを組まれていたことが4歳以降、年間1つずつしかGⅠを勝てなかった原因ですが、実力的には年を重ねるごとに強さを増していき、ついに本格化したのは5歳暮れのラストラン・有馬記念あたりではないでしょうか。

ステイゴールドの初GⅠ制覇はラストランの7歳ですし、メジロマックイーンも6歳時に凄みを増しレコードタイムを出しています。またオルフェーヴルの体内にはノーザンテーストの奇跡の血量が流れています。3×4とか18,75%とか言われるあれですね。ノーザンテーストは産駒が2度変わると言われたほど成長力のある種牡馬です。

オルフェーヴルが翌年も現役を続けてくれたら、さらに強い姿を見せてくれたのではないでしょうか。